晴山はやま 燈あかり

白鷺風羽

古くから続く退魔師の名家「晴山」家の長女。十二歳。
その血筋とは裏腹に退魔師としての腕は壊滅的で、退魔に限らず何をしても失敗ばかりの泣き虫少女。
本人はいたって真面目で真剣なつもりだが、ややアホの子。よく考えずに行動するため、いつも周囲をハラハラさせている。
荵とは幼なじみで、いつも鈍臭さをからかわれては泣いているが、それもすぐ忘れてしまうのかあまりこたえていない。要するに仲良し。

景守かげもり 荵じん

まりあ

晴山と並んで代々続く退魔師の名家「景守」家の長男。十五歳。
類まれな妖力の持ち主で、妖退治は朝飯前。
幼なじみとして危なっかしい燈の面倒を見ている反面、好きな子ほどいじめたい精神で大人げなく燈をからかっては泣かせている、星曰く悪ガキ。
好きな子＝燈をいじめるのが楽しいだけなので、その他の相手には意地の悪い態度をとることなくごく普通に接する。

星せい

遥か昔から使い魔として晴山と契約している猫又。
妖の中でもかなり強い力を持っているが、燈に星を使役する力がないため、燈に対してはただの子守係と化している。
晴山の人間に対してはスパルタで厳しいが、燈の出来の悪さはもう手の施しようがないと思っており、燈は退魔以外の道を探した方がいいと思っている。
人間の言葉をそのまま話すことはないが、妖術の心得がある人間とは会話ができる。もちろん燈はできない。